(16)Google Tag Manager (2/3) -コンバージョンの計測方法 –

【連載第16回】

前回に引き続き、Google Tag Manager についてのブログになります。今回は実際に Google Tag Manager でコンバージョンを計測する方法をご説明いたします。(Google Tag Manager は以下、GTMと略します。)


GTMでコンバージョンを計測する方法

① Google Ads 上で、新しくコンバージョンアクションを追加します。まず、青丸の + をクリックし、設定したいコンバージョンアクションを作成します。以下はECサイトで商品の購入をコンバージョン完了と想定した例になります。




*アトリビューションモデルに関して、最初は「ラストクリック」が設定されていますが、広告によっては「減衰モデル」や「接点ベース」が推奨されます。コンバージョンの設定に合わせて変更してください。
アトリビューションモデルに関して詳しく知りたい場合は、ブログの連載第6回アトリビューションモデルについて」をご参照ください。https://v4ustaging.wpengine.com/2020/05/16/conversion-attribution-models/

② コンバージョン アクションを作成したら、次にウェブサイトに追加するタグを設定します。Google タグマネージャー を使用するを選択し、コンバージョン ID とコンバージョンラベルをコピーします。


*手順としては、以下の順番に設定するとスムーズです。

  1. Variable (変数) → コンバージョンIDを予め定義
  2. Trigger (トリガー) → タグ付のタイミングを定義
  3. Tag (タグ)→ コンバージョンの記録

③ GTM へ移動し、まず「変数」を設定します。コンバージョン ID は再利用する値なので、変数 で定数を定義しておくと便利です。ワークスペース タブの「変数」をクリックし、「新規」をクリックします。


④ 設定する変数の名称(Ads コンバージョンID) を入力し、変数のタイプに「定数」を選択します。


⑤ 値にコンバージョン ID を入力し、「保存」をクリックして設定を保存します。


⑥ タグ付のタイミングを定義するトリガーを設定します。ワークスペース タブの「トリガー」を選択し、「新規」をクリックします。


⑦ 商品の購入が完了した際に、”https://company.com/thank_you.httml” の購入完了画面が表示されると仮定し、この画面が表示された時にコンバージョンが完了するとします。トリガーの名称 (ThankYou Page) を入力し、トリガーのタイプに「ページビュー」を選択します。


⑧ トリガーの発生条件を設定します。「一部のページビュー」を選び、条件にマッチするように「Page URL」- 「含む」- 「thank_you.html」と入力します。条件は、各ウェブサイトに応じて適宜変更します。「保存」をクリックして設定を保存します。


⑨ 最後にタグを設定します。ワークスペース タブの「タグ」を選択し、「新規」をクリックします。


⑩ タグの名称を入力し、タグの設定をします。まず、タグの設定タイプに「Google 広告のコンバージョン トラッキング」を選び、コンバージョン ID、コンバージョン ラベル、コンバージョン 値を入力します。予め定義した 変数を使う場合は、{{変数の名称}} と入力します。(例: {{AdsコンバージョンID}} など)



⑪ タグの設定後、先ほど設定したトリガーを選択し、保存をクリックして設定を保存してください。


以上で、GTM でコンバージョンを計測するための設定は終了になります。
次回は、GTM でリマーケティングリストを作成する方法をご紹介いたします。

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