(2)Google、YouTube、Facebook 広告などオンライン広告の種類と特徴

【連載第2回】

商品を売る、サービス利用者を増やす、ブランドの認知度を高める、企業のイメージをアップさせる。これらを効果的に促進するためには、オンライン広告の種類と特徴を把握した上で活用することが重要です。特にインターネット利用者が欲しいものを探す、興味のある事柄を調べる時に利用するのが検索エンジンです。日本のPC利用者、モバイル利用者の約 7 割が利用している Google の検索サービス内で表示させる Google 広告にも様々な種類があります。今回は、主なオンライン広告の種類と特徴をご紹介します。

Google 広告 (旧 Google アドワーズ) とは

 Google が提供するオンライン広告プラットフォームであり、 Google の約 90 %の収入源です。広告主は自社サイトなどへ顧客を誘導するために、Google 広告を使い、 Google の検索結果(キーワードにマッチ)や Google のパートナーサイト、ブログなどにも広告を掲載することができます。また、テキスト広告やイメージ広告、 YouTube 広告(動画広告)、アプリ(アプリ内広告)などにも広告を出稿できます。

Google 広告の特徴として、

  1. 低予算でも開始できる
  2. ターゲットの顧客だけに広告出稿できる
  3. 検索している人に合わせて広告を掲載する地域や時間帯を変えられる
  4.  広告内容を常に変更、停止できる
  5. 有名なサイトへも安価に広告掲載できる

が挙げられます。そのため、多くの広告主が Google 広告を活用して広告を出稿しています。

検索ネットワーク広告

Google 広告の表示先の 1 つが Google の検索結果です(検索ネットワーク広告)。Google の検索結果の場合、右図の緑の枠に囲まれた部分に掲載されます。この部分に掲載される広告は、ターゲットとする顧客の検索キーワードを広告主側が指定して出稿することができます。

ディスプレイ広告

Google のパートナーサイトやアプリにある広告スペースに表示される動画、画像、もしくはテキストのみの広告を、ディスプレイ広告といいます。例えば、左図の緑の枠で囲まれたバナーがディスプレイ広告です。形状や大きさ、画像の有無、テキストの長さなど種類があるので、それぞれの特徴を押さえて制作します。

動画広告

動画広告とは、下図のように YouTubeなどの動画内に掲載できる動画形態の広告のことです。TV でいうコマーシャルのような動画を見せることができます。前述した検索ネットワーク広告やディスプレイ広告とは異なり、動画で視覚的にユーザーに訴えることができます。 動画広告を使用することで、印象的な独自の方法で見込み顧客とつながることができます。

視覚と聴覚で訴える動画は、はじめの数秒間で視聴者の興味をひきつけるのが肝心です。テキスト広告とは全く異なる手法で作らねばなりませんが、最近は動画編集ソフトも安価で手に入るため、工夫次第で低コストでの制作も可能です。

Google 広告は、検索広告、ディスプレイ広告、動画広告の他にも、

  • ショッピング広告
    • オンラインや実店舗の商品を宣伝し、購入へ結びつける広告。
  • アプリ広告
    • アプリのダウンロードや、アプリ内部の特定のアクションへ誘導するための広告。
  • ローカル広告
    • 実店舗来店獲得を目的とした広告。

など多岐に渡る種類の広告を運用できます。

Facebook 広告と Instagram 広告

また、 Facebook 広告とは名前の通り Facebook 内で表示される広告のことです。ディスプレイ広告、YouTube 広告、Facebook 広告では、様々なターゲティングによって、アプローチするユーザーをコントロールすることができます。例えば、年齢・地域・学歴などのユーザー情報や過去のサイト閲覧履歴、出稿媒体など、細かな条件設定により精度の高いターゲティングをすることが可能です。そのため、広告主の目的に沿ったターゲットに広告を表示する可能性が広がります。

さらに、 Facebook は他アプリやシステムとのログイン連携が豊富なため、アカウントのユーザー、ログイン情報を活用して、異なるデバイス・システムを利用した場合でもユーザーをトラッキングし情報を取得することができます。それにより、さらに詳細なターゲィング・リターゲティングをすることが可能となっています。

2012年にFacebookに買収された Instagram は近年、女性を中心に利用者数が圧倒的に増加しています。Facebook傘下であるため広告の出稿や Facebook の管理画面から行ないますので、基本的な利用方法は Facebook と同様です。

他にも若い世代に人気の Twitter でもツイートに「プロモーション」と表記された広告の掲載が可能です。

次回【連載第3回】は、デジタル広告市場の潮流についてご紹介します。

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