(F7) Facebook イベントのトラッキング の設定方法 (1/3)
【FB広告連載第7回】
第6回で Facebook ピクセルを導入することでリマーケティングやイベントのトラッキングができることを学びました。今回は Facebook ピクセルを利用して具体的にどのようにイベントのトラッキングを設定するのかを第7回~9回にわたりご説明いたします。
Facebook イベントの種類
Facebook ピクセルでトラッキングできるイベントは、設定できるイベントと設定方法により3種類に分けられます。
標準イベント:Facebook 広告であらかじめ定義されたユーザーアクションで、9種類あります。標準イベントを利用することで、発生数以外の追加情報(パラメータ)を取得することが可能ですが、ウェブサイトのコード編集に慣れていない場合は、カスタムコンバージョンがオススメです。
カスタムイベント:標準イベント以外の独自に定義したイベントをトラッキングする場合に活用します。
カスタムコンバージョン:特定の URL にアクセスした場合にコンバージョンとして計測します。追加のコードなしで、URLルールを使用して広告マネージャで作成することができます。
Facebook イベントのトラッキング の設定方法
Facebook イベントのトラッキング の設定するには、以下の3つの方法があります。
- 自力でHTMLを編集して fbq() を埋め込む
- Facebookマネージャのイベントマネージャから設定する
- Google Tag Manager を使う(オススメです!)
今回はその中でも、【自力でHTMLを編集して fbq() を埋め込む方法】をご説明いたします。
自力でHTMLを編集して fbq() を埋め込む方法
まず前提条件として、ピクセルの基本コードが、各ウェブページの <head> ~ </head> の間に埋め込まれていることを確認してください。
(a) ページビューを数える場合
特定のページが表示されたこと (ページビュー) をコンバージョンとして数える場合には、ページの <body> ~ </body> タグの間に fbq() 関数を埋め込んでください。例えば、メーリングリストのサインアップ完了ページや、商品購入が完了したページなどが、この場合に相当します。
また、トラックするイベントの種類に応じて、fbq() のパラメーターを適宜変更してください。下の図は購入 (Purchase) の場合になります。
その他、標準イベントのリストや書式については、こちらのページもご参照ください。
Specifications for Facebook Pixel Standard Events:https://www.facebook.com/business/help/402791146561655?id=1205376682832142
fbq() のパラメーターや例についてはこちらも参照ください。
Facebook for Developers, リファレンス:
https://developers.facebook.com/docs/facebook-pixel/reference
(b) ページ上のアクションを計測する場合
(b)ウェブページ上で、ボタンなどをクリックしたタイミングでイベントを計測する場合は、Javascript (jQuery) などでクリックを検知して fbq() を実行します。
下記は一つの実装例になります。
① jQueryライブラリをインストール。
② ボタンがクリックされたときに呼ぶ関数を定義。
③ ボタンに②で定義した ID を指定する。
その他の fbq() の実装方法などについては、こちらのページもご参照ください
Facebook for Developers, Advanced: https://developers.facebook.com/docs/facebook-pixel/advanced/
次回は、Facebookマネージャのイベントマネージャから設定する方法をご説明いたします。