(F10) Facebook 広告のターゲティング
【FB広告連載第10回】
Facebook広告では登録されている個人情報を基に正確なターゲティングができます。広告主はユーザーの地理的ロケーション、性別、年齢、職業、婚姻関係、興味•関心事、デバイスの種類などのターゲティングを設定することで、自社の商品やサービスを購入する確率の高い人にだけ広告を配信することができます。そこで今回は、Facebook 広告のターゲティング方法とその設定方法をご説明いたします。
Facebook 広告のターゲティングの方法
コアオーディエンス:ユーザーが Facebook に登録している基本的情報をもとに、特定の住所(住んでいる地域等)や年齢、性別、興味関心などの条件でターゲットを指定することができます。
カスタムオーディエンス:保有する顧客データなどを活用して、既存の顧客に対して広告を配信することができます。また、逆に、すでにコンバージョンに至った顧客には広告を表示させないこともできます。
類似オーディエンス:Facebook ユーザーに共通する特徴(趣味・関心など)を探し出し、共通点が多い他のユーザーに向けて広告が配信できます。すなわち、購入履歴のあるユーザーや見込み客の情報を設定することで、同じような趣味・趣向を持つユーザーに広告を配信できます。
1 ) コアオーディエンスの設定方法
①広告セットの編集画面を開き、「新しいオーディエンス」タブを選択し、カスタムオーディエンスに名前をつけます。
②広告を配信するオーディエンス(ターゲット)を絞ります。
- 地域:希望する地域を入力してください。
タブから以下の選択ができます。場合によって使い分けしてください。オススメは「この地域に住んでいる人、または最近この地域にいた人」になります。
- 年齢:18‐65歳以上の範囲から選択できます。
- 性別:すべて・男性・女性から選択してください。
- 詳細ターゲット設定:キーワードを入れることで、そのキーワードに関心があるユーザーに広告を配信できます。
※「その他のオプション」から下記の設定をすることができます。
- 言語:ターゲットした地域(今回の場合は日本)で基本的に仕様されている言語以外をターゲットにしたい場合に、その言語を入力してください。
- つながり:下記のように、Facebookやインスタグラムでのつながりを基準にターゲットを絞り込みます。
また、「このオーディエンスを保存」を選び、名前を付けて保存すると、次回以降「保存済みのオーディエンスを使用」のタブからおなじカスタムオーディエンスを選択することができます。
2 ) カスタムオーディエンスの設定方法
①まず、「Facebookピクセル」をウェブサイトに設定してください。
②広告マネージャのメニューから「オーディエンス」ページに移動します。
③「オーディエンスを作成」をクリックし、「カスタムオーディエンス」を選択します。
④「ウェブサイト」を選択します。手持ちの顧客リスト利用する場合は、「カスタマーリスト」を選択してください。
⑤オーディエンスの設定を行ってください。
⑥設定したオーディエンスに名前をつけて、「オーディエンスを作成」をクリックしてください。
⑦広告セットを作成する際に、カスタムオーディエンスの検索枠から、先ほど作成したカスタムオーディエンスが表示されますので、選択するとこの設定でターゲティングをすることができます。
3 ) 類似オーディエンスの設定方法
①まず、「Facebookピクセル」をウェブサイトに設定してください。
②カスタムオーディエンスの設定の時と同様に、広告マネージャのメニューから「オーディエンス」ページに移動します。
③「オーディエンスを作成」をクリックし、「類似オーディエンス」を選択します。
④類似オーディエンスを作成します。目的に合わせてオーディエンスのソース、地域、オーディエンスサイズを選択してください。
下記の図のように、今回はオーディエンスのサイズで類似オーディエンスの人数を3人で設定したので、3つの類似オーディエンスが作成されます。
オーディエンスを作成する際の注意点
Facebook マネージャの管理をする人ごとにオーディエンスを作成することができますが、作成したオーディエンスをシェアをしない限り、同じ広告のアカウントについてオーディエンスを作成したとしてもオーディエンスは共有されてません。
Facebook マネージャのオーディエンスの管理画面から「シェアする」を選択し、共有する相手の広告アカウントIDまたは名前を入力することで、オーディエンスを共有することができます。