(F1) Facebook広告の基礎
【FB広告連載第1回】
インターネット広告を出稿できるのは Google だけではありません。現在、多くの人がFacebook や Instagram などのソーシャルメディア (SNS) を利用していますが、Google 広告と並行して Facebook 広告を活用することにより、効果的にブランド認知ができるだけでなくコンバージョンの向上も期待できます。今回は、Facebook 広告の概要をご紹介します。
Facebook 広告とは?
Facebook や Instagram に出稿できる広告のことを言い、これらは個人情報をあらかじめ登録し、ログインして利用するサービスであるため、ユーザーの地理的ロケーション、性別、年齢、職業、婚姻関係、興味•関心事、デバイスの種類など、細かく正確にターゲティングすることができます。また、ブランド認知から、商品の購入まで幅広い目的に利用することができます。
Facebook 広告の市場
現在、アメリカのデジタル広告出稿費用の約 6 割を Facebook と Google が占めています。また、そのシェアはFacebook と Google で 1 : 2の割合です。Amazon が 3 番手として、Facebook と Google に続きますが、この 2 社の寡占状態は今後も続くことが予想されます。
また、Facebook の広告出稿費用は年々増加しており、2019年には世界全体で合わせて約 100 億ドル (約 1.07 兆円) に達する勢いです。
Facebook 広告の配信先 (プレースメント)
- フィード (News Feed, Instagram Feed, など)
- ストーリー (Facebook, Instagram, Messenger)
- 動画 (In-stream video)
- Facebook 検索結果
- Messenger
- In-Article
- Apps
News フィード
ストーリー
Messenger
Facebook 広告とGoogle 広告の違い
Facebook 広告の特徴
- 広告の構成要素として、テキストだけではなく画像 (単数、複数) や動画を一緒に広告として出稿するのが基本です。そのため、視覚的に訴えることができます。
- 人(オーディエンス)に対してターゲットします。
- 商品やサービスに興味を持ちそうなユーザーに対して広告配信するため、潜在層にアプローチすることが可能です。
- ユーザーが自然に見つけてくれやすい: ニュースフィードなどをスクロールしている時などに他の投稿に交えて見つけてくれます。
- Facebook に自社ページがある場合、ユーザーと直接コミュニケーションをとることができます。
Google 広告の特徴
- 広告の構成要素として検索広告はテキスト、ディスプレイ広告などは画像、動画広告は動画が基本となっています。
- Google 広告(特に検索広告) は、キーワードを基にターゲットします。
- 検索広告は特に、ユーザーからキーワードを検索してくれるため、コンバージョンにつながりやすいです。すなわち、顕在層のアプローチすることができます。
- 顧客(興味のあるユーザー)をビジネス側が開拓しにいきます。
それぞれの特徴を活かして、広告を運用することが重要です。